“軽さとスリープの両立” 究極の理想を実現
クラウンは、2009年1A部門世界チャンピオン・城戸慎也選手のシグネチャーモデルです。「城戸慎也自身が完璧に使いこなしたいと思えるヨーヨー」、いわば道標となるヨーヨーを完成させることを目的とし開発されました。
そのために目指したのは、動かしやすさと回転力の両方を兼ね備えることでした。これは城戸本人が強く望んだことであり、シグネチャーモデルとしてのアイデンティティーの大部分を担っています。軽さのメリットは多く、プレイにキレが生まれるのはもちろんのこと、長時間の練習での疲労が軽減され、腕や肩への負担が軽くなることで練習効率が向上します。ストイックに練習をこなすプレイヤーにおいては、とくにその恩恵を強く受けられるはずです。形状は手にふれる部分は丸みを強調したステップラウンドを採用し、握ったときの感触とキャッチの瞬間の衝撃がやわらぐように設計しています。
クラウンの動かしやすさの正体、それは “軽い力で動かすことができること”。これは競技会での経験から「体が固まり思うように動けなくなった場合にも、普段通りに近い感触でコントロールしやすくするため」に重要視された面です。当然、軽すぎても安定感は損なわれ、少しでも重く感じれば持ち味が完全に失われます。最終段階において、このバランスを追求し尽くすことが至上課題となり、もっとも難航した部分でしたが、幾度のミーティングと細かな調整を重ね、ついに完全に信頼をおける所まで到達し製品リリースとなりました。
ボディ素材はC3ヨーヨーデザインで初めて超々ジュラルミンを採用(リムウェイト素材としての初採用はバーサーカー)。ベアリングはトップクラスの人気と性能を誇るDif-e-Yoコンケイブを初期搭載。ストリングはKストリングのポリ100%・ノーマルが付属。ボディ表面処理は、表面がサラサラしており、素手でふれたときのスリープロスを抑えるブラスト加工のもの、メタルの硬いフィーリングをしっかり味わえる艶やかなブラストなしのもの、2種類を用意しました。自信をもって薦められる性能はもちろんのこと、デザイン面や細かなフィーリングで、競技志向のプレイヤーの好みに柔軟に対応できるのも、クラウンの真価です。
あらゆる面において「フルメタルヨーヨー」の高いポテンシャルを全力で引き出し、将来完璧に使いこなすべく全力でぶつかることのできる、万全の最高のヨーヨー。道標であり、自分を象徴するヨーヨー。クラウン、すなわち『冠』という名前には、そんな意味を込めました。クラウンにふれることで、あなたにとって本当にベストなヨーヨーが見つかるきっかけになれば。あるいは、このクラウン自身があなたの冠となってくれれば、とても嬉しく思います。
シェイプ
カラー・ブラストあり
カラー・ブラスト無し
※ブラスト加工とは、サンドブラストやケミカルブラストなど、メタルボディのヨーヨーの表面における摩擦を軽減する加工全般を指します。サイドフェイス部以外を対象に、一部でも施されていれるものは『ブラストあり』と表記しています。
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スペック詳細(解説)
数値は大まかなものです。
計測器やロットによって若干の誤差が生じることがあります。
重さ (g) | 65.8 | ヨーヨー・ベアリング・軸・レスポンスの合計です。 |
直径 (mm) | 56.00 | サイドフェイス側の最大径の長さです。 |
横幅 (mm) | 45.00 | リムの最外側同士の最短距離の長さです。 |
トラピーズ有効幅 (mm) | 42 | スリープ中のヨーヨーをストリングに乗せる際に有効な幅です。 |
素材 | A7075 | ヨーヨーに使用している素材です。 |
バインド | 必要 | 「必要」の場合、バインドをしないと手に戻すことができません。 |
スタイル | ストリングトリック (1A・3A・5A) | 対応するプレイスタイルです。 |
ベアリング | コンケイブ・サイズC | ベアリングの大きさと種類です。形状などによって区別します。 |
レスポンス | パッド・ミディアム | レスポンスの種類とサイズです。 |
製造国 | 香港 | ヨーヨーのボディを切削・加工した国を表記しています。 |
シグネチャー | 城戸 慎也 | |
発売日 | 2013/06 |