C3のワイド型フルメタルヨーヨーといえば、マスターギャラクシーが有名でした。そんなかつての名機をベースに、高性能かつ低価格なモデルに生まれ変わったのが、このテレポートです。

もはや『マウント』という要素に対する強い執着心の表れとも言える、ストリングトリックヨーヨーの平均を逸脱するワイドボディを持った、非常に個性的なヨーヨーです。幅こそ広いものの、合わせて直径と重量を調整しているため、手に持った感触は想像ほど大きくは感じにくく、振り心地も重すぎず軽すぎずバランス良く仕上がっています。プレイスタイル次第では、高額なハイエンドモデルを尻目に、トップクラスに使い勝手の良いヨーヨーにもなり得ます。

同価格帯のレベル6のコンセプトとは真逆で、とにかくワイドボディのメリットを集約したかのよう。スタンダードなフルメタルヨーヨーとった位置付けのレベル6に対して、テレポートはこの価格で手軽にワイドボディの魅力に触れられる希少なモデルでもあります。

『お試し』というには十分すぎるほどの高い性能の持ち主ですので、1個は持っておいて損はありません。

ヨーロッパ内で数多くのタイトルを勝ち取り、2011年には1A部門ヨーロッパチャンピオンに輝いた、トーマス・ブバック選手のシグネチャーモデルです。

サイドフェイスはPウェーブをベースに、シェイプはC3にとっては初めての試みとなった『カーブストレート（インバースラウンド）』を採用しました。また、サイズは幅だけでなく直径も大きく、いわゆる『フルサイズ』らしいパワーのあるフィーリングを強調。そのパワーによって、あなたのトリックコンボを一回り成長させてくれるかもしれません。

特筆すべきは、その形状特有の滑らかさ。67gという決して軽くはない重量からは想像し難い、速さとスムースさを兼ね備えています。

フルサイズより一回り小さい、ミドルサイズのフルメタルヨーヨーです。2011・2014年香港チャンピオン、Ng Wang Kitシグネチャーモデルで、ボディ素材には超々ジュラルミンを採用しています。

同じく槍の名前を冠したトライデントの後継機にあたりますが、ステップストレート系形状ということ以外は見た目の共通点はほとんどなく、全く別のモデルのよう。ベースはすべて内面、つまり性能面に活かされています。

もともとその若干小柄なサイズであることによる『機敏さ』。それ自体がトライデントからの素材や重量配分の変更によって更に高まっており、理想的な軌道を縫うようにして進むことができる、トップクラスのコントロール性能の持ち主です。