ストレートのフォルムが美しい、フルサイズのフルメタルヨーヨーです。一見シェイプはバーサーカーRXに近いのですが、こちらの方がシャープな作りになっています。

このモビテーションには、近年のストリングトリックヨーヨーの主流と異なる点があり、それがモビテーションの強みにもなっています。それは幅の広いラージのパッドの採用、つまりバインド時にストリングを強く巻き上げることで、回転力の底上げがなされているという点です。その幅の違いは、流行のスリムサイズと比べると数ミリ程度ですが、使えば使うほど、確実にその違いを実感できます。

また、このヨーヨーの最大の特徴ともいえるのは、水平に投げ指の上に着地させる「フィンガースピン(トップオン)」への適応力でしょう。サイドフェイスは中央に向かって凹み、さらにその周りにもミゾを作ることで、指への着地をサポート。リム最内から中央への傾斜をキツくすることで指からの落下もしにくく、さらにサイドフェイスに表面がサラサラになるブラスト加工を施すことで、指の上でのスリープ時間も格段に長くなっています。フィンガースピン初心者の方にとっても、熟練者にとっても、頼もしい味方となるはずです。

フィンガースピンの映像は、ぜひシグネチャープレイヤーである”MOMO”ことEthan Wong Wing Hang選手が実演しているPVをご覧ください。

C3ヨーヨーデザインは、これまでさまざまな種類のヨーヨーを数多く展開してきました。なかでも特殊なシェイプのディバーゼ2は、コストを下げながら回転力を高めることで、フルメタルヨーヨーならではの力強い安定感をアピールポイントとしていました。

レベル6は、そんなディバーゼ2のような回転力を持ちながらも、極端な重さでもサイズでもシェイプでもない「扱いやすさ」が特徴です。
扱いやすさといっても、その基準はさまざまですが、レベル6の場合、まず重さとサイズの両方が、近年のフルメタルヨーヨーの平均値に近いこと。そしてシェイプがクラウンに近いステップラウンドと、こちらもメタルに多い設計を採用していること。以上の点により、これをきっかけにフルメタルヨーヨーを扱うにしても、ここからハイエンドのモデルを手にする場合でも、このまま競技会にエントリーするにも使える、「活用できる場面の広さ」という扱いやすさをもっています。
また、その重量とサイズによって、1Aだけでなく3Aや5Aと、どのストリングトリックにもオススメできる、対応するスタイルの広さも、扱いやすさのひとつです。

競技ヨーヨーの進化をいち早く体験したい方にも、基本トリックからのステップアップのためのモデルを探している方にも、競技会へのエントリーモデルにも。あらゆる面で王道を貫き通しているスペックだからこそ感じられる、C3が勝負に出た「自信」の現れともいえるモデルです。

地元香港でも報道されるほど活躍の目ざましい、2012年ヨーロッパ大会(EYYC)1Aオープン部門優勝、Peter Pong Si Yee選手のシグネチャーモデルです。彼の初めてとなるシグネチャーモデルは「アグレッシブなスタイルを、アグレッシブなプレイヤーに」というテーマのもと製作されました。

モビテーションの形状をベースに、バーサーカーシリーズの回転力、マスターギャラクシーのコントロール性と幅の広さを融合しました。これは彼の得意とするスピードプレイに適応するのはもちろんのこと、それを更に “加速” させることを目的としています。ただスピードを出しやすいだけでない、もっとスピードを出せるという信頼感こそが、Pウェーブの本領なのです。ホリゾンタル状態での安定感にも優れるほか、純粋なスリープの長さも特徴となっており、スピードプレイを主とするプレイヤーでなくとも、Pウェーブの特性は存分に味わうことができるでしょう。

クラウンに続いて超々ジュラルミンのボディを採用し、強度も増しています。また、センタートラックベアリングを初期搭載しています。